フロン分析

フロン分析

 フロンとはハロゲン化炭化水素の一種で慣用名です。フロンにはフルオロカーボン類、クロロフルオロカーボン類、ブロモフルオロカーボン類等があります。フロンの性質として、加圧で容易に液化し、気化熱が大きい、化学的に安定、生体に対する毒性がきわめて低い等の特徴があり、その発見長年にわたり主に冷媒や消火剤等に利用されてきました。しかし、フロン類にはオゾン層の破壊や地球温暖化ガスという側面があります。安定した物性であるために大気中でも分解されにくく、むやみに大気に放出する事は環境破壊につながります。
  1987年に採択されたモントリオール議定書により冷媒用フルオロカーボンが生産規制され、CFC冷媒は既に、HCFC冷媒は2020年に新規生産ができなくなります。一方、市場にはまだたくさんのCFC冷媒、HCFC冷媒を使用した機器が稼動しており、補修用およびサービス用の冷媒需要が多くある状況です。
 このように生産がなくなる一方で需要がまだ多くあり、廃棄される機器より冷媒を回収し、新品と同等レベルまで再生し、再利用しているのが現状です。
 回収したフロン冷媒をオイル、スラッジ等の不純物を除去し、再度使用するために再充填したフロンを「再生フロン」といいます。
 弊社では回収フロンおよび再生フロンのガスクロマトグラフに依る純度分析(標品のご提供が必要な場合があります)、化学分析に依る水分・酸分・蒸発残分の4項目の分析を行っております。